Illustratorを使ってリボンをつくる方法をご紹介します。
初心者の方でも簡単に作れて汎用性が高いため、入学や卒業シーズンなど色々なシーンのデザインで使用できます。
かんたんなリボンの作り方
今回は下のようなリボンを作ってみます。
リボンのパーツをつくる
STEP1
最初にリボンの左右のパーツをつくります。
長方形ツールを選択して、長方形を作ります。
ここでは幅40mm×高さ30mm、塗り:白、線の太さ1pt(黒)の長方形を作りました。
次にメニューバーから[オブジェクト]→[パス]→[アンカーポイントの追加]を選択して、図形のポイントを増やします。
図形のアンカーポイントが、各辺の中央部分に追加されました。
ツールバーの[ダイレクト選択ツール]で、図形の左側中央のポイントをクリック→[shift]キーを押しながら右側にドラッグします。
パーツができました。
STEP2
つぎに中央の長方形のパーツをつくります。
長方形選択ツールで図のような位置に長方形を配置します。
幅130mm×高さ30mm、塗り:白、線の太さ1pt(黒)の長方形を作りました。
STEP3
次に折り返し部分のパーツを作ります。
最初に基準点を分かりやすくするため、メニューバーの[表示]→[スマートガイド]をクリックしてチェックを入れます。
ペンツールを使って、下のように三角形をつくります。
スマートガイドをオンにするとガイドが表示されるので、ポイントを正確に打つことができます
STEP4
変形させた図形と三角形のパーツを、長方形の右側に反転させてコピーします。
[リフレクトツール]を使うと、下の動画のように簡単にコピーできます。
拡大してみると、三角形の線が飛び出しているので修正します。
全ての図形を選択した状態で、メニューバーから[ウィンドウ]→[線]を選択
線パネルを表示して、角の形状を[ラウンド結合]にします。
角の形状を[ラウンド結合]にすると、線の角が丸くなります。
リボンのパーツができました。
文字を入れる
次にリボンの中に文字を入れてみます。
テキストを入力して、長方形の上に配置します。
テキストを長方形の中心に配置したい時は、
- テキストを選択した状態で、メニューバーの[効果]→[パス]→[オブジェクトのアウトライン]を選択
- shiftキーを押しながら、[選択ツール]でテキストと長方形を両方選択
- 長方形をもう一度クリック
- 上部のコントロールパネルから、[水平方向中央に整列]→[垂直方向中央に整列]をクリックします。
最後にリボンとテキストを選択してグループ化します。
[選択ツール]でリボンとテキストを選択→右クリック→[グループ]を選択します。
リボンを変形させる
続いてリボンを変形させてみます。
リボンを選択した状態で、メニューバーから[効果]→[ワープ]→[円弧]を選択します。
ワープオプションダイアログが表示されるので、プレビューにチェックを入れて数値を変更します。
ここでは[カーブ]:水平方向20%に設定しました。
完成です!お疲れ様でした。
他にもいろいろなワープスタイルがあるので試してみてください。
色を付ける
下のように色を付けたりもできます。
最後に
Illustratorでリボンをつくる方法をご紹介させていただきました。
作り方を覚えておけば、いろいろなシーンで利用することができますのでぜひ試してみてください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。